突撃レポーター・マイケル・ムーア監督がお送りする、コロンバイン高校乱射事件を真正面から捉えたドキュメンタリー。
カンヌ映画祭審査委員長デビッド・リンチにより、カンヌ国際映画祭55周年記念特別賞を授けられている。
しかしマイケル・ムーアのやり方に、多少矛盾も感じた。
映画は銃社会の悲劇を描く。
テレビもショッキングな場面ばかり放送して、憎しみや不安をあおってばかり。
NRAはそういう事件が起きるたびに、銃反対運動を押さえ込んでしまう。
あのチャールトン・ヘストンが乗り込んできて、銃万歳と盛り上げていく。
NRAの裏にはKKKのような極右団体が付いている。
マイケル・ムーアと西部劇のスターチャールトン・ヘストンのインタビューシーンでは、ヘストンがとぼけた演技をして、ムーアは全く相手にされない。
カナダはアメリカと同じように狩りの習慣があるが、銃による犯罪率は低い。
銃の所有率が高いことと銃犯罪率が高いことは、直接関係ない。
アメリカの倫理観がかなり低いのだ。
しかし日本もキチガイに刃物を持たせるんだから、偉そうなことは言えない。

ボーリング・フォー・コロンバイン 2002 カナダ

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