英国18世紀から19世紀に掛けての女流作家ジェイン・オーステン。

彼女の30代後半から急に亡くなるまでの数年間を描いたドラマ。

原題は”Miss Austen Regrets” という。

現在形で書かれると、現代人にも通ずる話かと思ってしまい、どきっとする。

ジェイン・オーステンは30歳後半はまだ結婚する気満々で姪と若い男を競い合ったりしていた。

でもどの男性も何かがもの足りない。

そして時の摂政皇太子(後の国王ジョージ4世)にも作品を愛読され順風満帆だった。

しかし急に兄たちが没落していき、40歳の独身女流作家として一家の生活を背負わされる。

その頃からアジソン病(副腎皮質の病)を患い、急激に体が弱り始める。

 

好きな作家だけにわずか42年(長編小説6冊)の生涯を後悔して終えて欲しくなかった。

ただ、何歳になっても彼女の作品を読んで若さを忘れずにいる女性が、世の中に大勢いることだけが救いである。

監督 ジェレミー・ラヴァリング

配役 オリヴィア・ウィリアムズ、サミュエル・ルーキン、グレタ・スカッキ、トム・ヒドルストン

 

ジェイン・オーステンの後悔 2008 英米

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