パドックで二番人気エイシンヒカリは入れ込み気味。しかし,この馬にしては落ち着いているとのこと。

レースはゲシュタルトが好発進、しかし武豊エイシンがすぐハナを叩く。一番人気サトノアラジン(ルメール騎乗)は早め好位追走。
エイシンは大逃げと見せかけて,今日は意外にも貯め逃げだった。前半59.2のスローペース。
少し時計が掛かる馬場だが、それにしても遅い。
直線を向いて上がりの競馬になり、残り600から200まで連続1F11.2を叩き出す。最後は12秒2でまとめて初重賞制覇。

サトノアラジンは内に潜り、じわっと首位に迫るが残り100で先頭と同じ脚色になり二着でゴールイン。
57キロを背負った四位ディサイファは外から追い込みだが、これもハナ+ハナの三着。
三番人気北村フルーキーは上がり一位の34秒0で追い込みながら4着に終わる。

エイシンヒカリとしては、天皇賞を見据えてある程度抑える競馬を経験させたかったが、馬が自然とスピードの違いで先頭に立ったというところか。
調教師はもっと行けば良かったと言っているようだが、少なくとも武豊は飛ばすと危ないと考えたのだろう。
それでも直線では外に膨らんでいた。

サトノアラジンはこのタイプに負けているようでは、毎日王冠や天皇賞秋で勝ち目はないと思う。
同馬主後輩のサトノクラウンにも敵わないだろう。
ただ、今日は馬場のあまり良くない内に入ったのが裏目に出たのかもしれない。

昨年の覇者ディサイファは勝ち味に遅い馬だから勝ち馬のような速い逃げ馬には弱い。
今日のところは着差以上に完敗。

エイシンヒカリ単勝勝負だったから良かったが、なぜ一番人気でなかったのか?二走ボケが心配されたのか。
しかし思ったほど離して勝てなかったのは事実。
ローカルで連勝を狙うか、秋の天皇賞を目指すか、難しいところだと思う。

エプソムC 2015 エイシンヒカリ

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