マカロニ・ウェスタンの巨匠セルジオ・レオーネがアメリカで撮った作品。
これ以後マカロニウェスタンも下火になる。
チャールズ・ブロンソン、ヘンリー・フォンダが主演。
ジェイソン・ロバーズ、クラウディア・カルディナーレが共演である。
いつものマカロニウェスタンとはメンバーが違う。
脚本セルジオ・ドナティ、撮影トニーノ・デッリ・コッリ。
音楽はいつものエンニオ・モリコーネ
イタリアで作ってるときよりずいぶんとあか抜けた。
ヘンリー・フォンダが強い悪役で、女にももてる。
クラウディア・カルディナーレの夫が持つ鉄道用地を奪おうと画策している。
そのヘンリーが恐れるなぞのハーモニカ吹きがチャールス・ブロンソン
そして相棒のジェイソン・ロバーズだ。
果たして夫の方は始末し、クラウディアに権利は移った。
ヘンリー・フォンダは、クラウディアをたらし込んで権利を奪おうとする。
土地は競売に出された。
しかし大方の予想は外れて、チャールズ・ブロンソンが落札する。

クラウディア・カルディナーレは若い頃あれだけ綺麗だったのに、1969年にはややトウが立ってしまった。
カラーにすると垂れ目が目立ってしまう。
白黒だとあの垂れ目も可愛いのだが。
小林旭の「渡り鳥」シリーズのような話だ。
「荒野の用心棒」(監督ボブ・ロバートソンはレオーネの偽名)でも「用心棒」をパクったようにセルジオ・レオーネは日本通だったから、やってるんじゃないか。
しかし渡り鳥シリーズも「シェーン」の翻案だから、まあいいか。
それにエースのジョー(宍戸錠)役がヘンリー・フォンダじゃ、あまりに格好良すぎる。

ウエスタン 1969 パラマウント(イタリア・アメリカ)

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