監督 大澤豊、米内山明宏
原作脚本 岡崎由紀子
音楽 佐藤慶子
主題曲 稲垣潤一
出演
忍足亜希子 (オシタリ) (朝子)
岡崎愛(愛)
田中実 (隆一)
不破万作 (森田)
高野幸子 (勝子)
関千里 (小百合)
砂田アトム (崇)
植村梨奈 (夏実)
西村知美 (朝子の妹)
久保明 (朝子の父)
高田敏江 (母)
新克利 (夏美の父)
根岸季衣 (母)

聾者の朝子、聴者の夫と娘の愛は、幸せな生活を送っていた。
朝子は、自分が原因で娘が学校でいじめを受けていることを知った。
そこで演劇を通して、みんなに手話を知ってもらおうと、聾者劇団「HANDS」に入団する。
メンバーは小百合と勝子、夏実、崇、聴者の森田、そして愛も加わった。
HANDSは静岡県舞台芸術祭に参加することになった。
そこには様々な困難が待ち受けていた。
一つ一つ乗り越えるが、公演当日に大事件が起きる。

感動作だ。
聾者と聴者が力を合わせて、いい作品を作った。
ここに出ている聴者俳優が、皆いい人に見える。
とくに娘(岡崎愛)が、いい味を出している。
無邪気でけなげな演技は、主演忍足の好演を引っ張り出した。
助演賞ものだ。
ゴジラで活躍していた、久保明も父親役で出ている。
悪役で時代劇に出ているのはよく見るが、彼のいい人役は懐かしい。

主演の忍足亜希子は美人だが、実際に聾者である。
この作品でデビューした。
現在では、聾者女優の第一人者だ。
しかし既に30代後半に入り、役柄が限られるため、出演作は少ない。
ハリウッド映画「バベル」で聾者の女子校生役オーディションを受けたが、
20代の聴者・菊池凛子(アカデミー助演女優賞ノミネート)に敗れたそうだ。

日本で「(聾者版)暗くなるまで待って」( Wait until Dark)のようなドラマを作れないものか。
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アイ・ラヴ・ユー 1999 こぶしプロ

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