(推理編)

3枠5番メジャーエンブレム(ルメール、Dメジャー×オペラハウス)が1.5倍を切ろうというオッズで圧倒的一番人気。
しかし7枠13番ジュエラー(デムーロ、ビクトワールピサ×Pistolet Bleu)も6枠12番シンハライト(池添、ディープ×シングスピール)も約5倍あたりに頑張っている。したがって形だけ三強戦になっている。
それ以下はエルフィンSの後方一気が魅力的だった6枠11番レッドアヴァンセ(武豊、ディープ)、チューリップ賞三着の一勝馬7枠15番ラベンダーヴァレイ(戸崎、ディープ)、フィリーズレビューで2着も怒濤の追い込みを見せた5枠10番アットザシーサイド(福永、キンカメ)、メジャーエンブレムに唯一勝ったことがある4枠7番デンコウアンジュ(川田、メイショウサムソン)が30倍以下で続く。

あとはフィリーズレビューに勝ち、わが愛馬の孫に当たるソルヴェイグ(蛯名)、阪神JF2着のウィンファビラス(松岡)、同レース3着のブランボヌール(三浦)が100倍未満である。

メジャーエンブレムは父がマイラーだが母系からスタミナを受け継ぎ、ここで圧勝すれば平成のテスコガビーに一歩近づく。二~四着争いはオークスに是が非でも出たい一、二勝しかしていない馬が入る可能性がある。
ただしメジャーも奇数枠だから本番では入れ込んで出遅れもありうる。その場合でも自前のスピードでハナに立つがゴール前は接戦になるかも知れない。馬体が離れているとアルテミスSで敗れたようなことはあり得るので単勝は怖い。

一方、対抗のジュエラーは前走で見せた入れ込みを解消すればシンザン記念でも見せた追い込みがはまる可能性はある。シンハライトより上積みがあるのはこの馬である。ジュエラーからメジャーへの逆馬単は買いたい。

シンハライトは競り合いに強い。ただメジャーが先行する場合、離されるので一頭だけでは差を詰められないと思う。誰か引っ張ってくれる馬がいてその番手にはまるのが望ましい。

ここでは賞金の足りない馬がオークスにどうしたら出られるかで考えたい。1800万円をborder lineと考えると桜花賞には10頭出走している。残念桜花賞といわれる忘れな草賞だが二勝馬は8戦目のフロムマイハートだけ。彼女が勝ったらオークスの出走権に近づく。あとは一勝馬だから賞金を足すことが出来てもそれだけでは出走は無理だと思う。昨日のNZトロフィーの戦いぶりからすると混戦模様だから、賞金は稼いでいるが1400M以下しか勝ち星のない馬はマイルCに回る可能性が高い。
オークストライアルは桜花賞(4頭)、フローラS(3頭)とスイートピーS(2頭)であり、フラワーC一着のエンジェルフェイスはオークスに直行する。
同レース二着ゲッカコウが出走予定のフローラSにはアネモネS勝ちのチェッキーノやクイーンC二着のフロンテアクイーンも予定している。
となると賞金が不足している桜花賞出走馬は、4着以内が必須条件となる。

(1)もしメジャーがハイペースで先行して楽勝する場合、先行勢はバテるのだから二着争いは激化して追い込みが台頭する。上がりだけを見るとジュエラー、アットザシーサイド、レッドアヴァンセ、ウィンファビュラス、デンコウアンジュ、メイショウスイヅキが怪しい。

(2)やや考えにくいが、昨年のように逃げるキャンディバローズがスローに落として直線でメジャーが突き抜けるケースは前残りだろう。それでも先行勢は賞金が足りているので、勝負には行かない。こういうレースは賞金不足のアッラサルーアが上手く先行し、ラベンダーヴァレイのような馬がオークス出走権を取るために馬群を突いて伸びるはず。

(3)メジャーが出遅れてちぐはぐなレースとなりG前で惜敗するケースは、当然対抗格のジュエラー、シンハライト、レッドアヴァンセが怖い。それでもメジャーは大出遅れじゃない限り、先行はするので二着、三着に残るんじゃないか。馬券に入れておいた方が良い。

三連馬券はメジャー、ジュエラー、人気薄の組み合わせを買いたい。

(結果編)

パドックは全般的に落ち着いているが、前走入れ込み敗れたジュエラーがもっとも気になる。

 

ダートは稍重が残ったが、1000万円下で1分33秒8が出たように、馬場状態はあまり悪くなかった。なのに桜花賞レコードに0.1秒届かない時計に、納得いかない人も多い。メジャーエンブレムの敗戦は厩舎の調整ミスなのか、騎手のペース判断ミスか。何故クイーンCをステップレースにしたか。

確かに余裕残しで入れ込まないように仕上げていた。本当に桜花賞を狙っていたのならメイチの仕上げもあったはずだ。
岡部元騎手はロケットスタートが決められなかったことを敗因のように語っていたがそうは思わない。ハイペースにしないように、そろりと出たのは評価すべき。ただ外人騎手は日本競馬の歴史を知らない。そこでルメールはミスを犯した。ペースが12秒台に落ちたところで、かまして先行するべきだったのだ。問題は大本命(1.6倍)のルージュバックを昨年は出るに出られなくさせて惨敗させた戸崎が、ラベンダヴァレイで外側を前からマークしてなかなか外に出られなくしたことだが、メジャーは早めに一旦下げるなり何らかの工夫はあったはず。
またクイーンCを前走に選んだことから陣営はオークスを狙っていたと思われる。父はダイワメジャーだが、オペラハウスが母父だから牝馬同士なら距離はギリギリで保つはず。

総合するとルメールの騎乗に工夫がなかったが、陣営はオークス制覇を目指していたと考えられる。

デムーロはジュエラーを直線でもあえて他馬の外を回して脚を矯めている。前走で敗れたシンハライトとの競り合いに持ち込むより、外からの追い込み勝負に出た。

池添シンハライトはメジャーエンブレムを意識しすぎて早仕掛けになった。後ろから速めにアットザシーサイドに追いかけてきたのも誤算だった。その結果、直線で足をじっくりためたジュエラーのG前の切れ味が勝った。ジュエラーはデムーロの狙いどおりの騎乗だった。

福永アットザシーサイドはフィリーズレビューでの切れ味が本物出あることを証明した。メジャーに先着したのは立派だった。

藤岡アドマイヤリードは5着に終わり優先出走権は取れなかったが、秋に向けて成長すれば面白い馬になりそう。

賭けの方はいつものようにわずかのところでトリガミである。シンハライトは当然押さえたがそれよりメジャー馬券を買いすぎた。

 

桜花賞 2016 ジュエラー

投稿ナビゲーション


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA