高倉健さんの珍しい反戦映画だ。しかも韓国と共同製作で韓国ロケを行なっている。かと言って、韓国にペコペコ謝っているわけでも無い。良い映画だと思うのだが、一つだけ不可思議な欠陥がある。

新人女優水橋貴己を戦友の娘役で使っているのだが、この子があまりに下手なのだ。健さん映画でありながら、どうもバーター臭い。さすがにこの映画のような大舞台を経験すれば力もついて後に主役を務めるなど活躍していたが、結局引退してしまった。

山岡(高倉健)は鹿児島県でカンパチを養殖して生計を立てている。妻知子(田中裕子)は肝臓と腎臓を悪くして透析を受けている。実は山岡は特攻隊の生き残りで、知子は特攻隊で死んだ金山少尉(小澤正悦)の許嫁だった。同じ生き残りだった藤枝(井川比佐志)が、昭和から平成へ元号が変わったときに青森で自殺する。そんなとき富屋食堂の元主人で戦時中、特攻兵の間でお母さんと呼ばれていた老女(奈良岡朋子)からある頼みを受ける。

それは朝鮮人だった金山少尉の遺品を、韓国まで行って遺族に届けて欲しいというのだ。ところが戦時中日本に協力した朝鮮人の遺族は遺骨も受け取らず、今だに意固地である。
山岡夫妻は遺族が大勢揃って拒絶反応を見せるオールアウェイの中、日本側の代表として堂々と渡り合う。

監督 降旗康男
脚本 竹山洋 、 降旗康男
脚本協力 加藤阿礼
撮影 木村大作

配役
山岡秀治 高倉健
山岡知子 田中裕子
山本富子 奈良岡朋子
竹本 夏八木勲
緒形成文 小林稔侍
藤枝洋二 井川比佐志
藤枝真実 水橋貴己
金山文隆(キム・ソンジェ)小澤征悦

ホタル 2001 東宝

Related posts:


投稿ナビゲーション