ヴェラ、フィリップ、アームストロング医師、ブロア刑事、ウォーグレイブ元判事の五人が生き残ったが疑心暗鬼に襲われ互いに監視し合っている。それでも夜になり、それぞれ寝室に帰る。翌朝になっても元判事だけが起きてこない。彼は眉間を撃たれて死んでいた。これも歌の通りだった。

 

翌晩は四人とも恐怖を抑えるために酔っぱらって騒ぐが、ブロアが夜中にアームストロングが外出するのを見かける。しかしアームストロングは戻ってこなかった。アームストロングは島のどこかに隠れたんだろうか?

 

翌朝ようやく雨が止んで、残った三人は館にとどまっては危険と考え、荷物を持って出て行く。しかしブロアだけが来ない。館に戻るとブロアは刺し殺されていた。

 

 

ひとまず海辺に逃げ出したヴェラは潮が引いて水面に出て来たアームストロングの死体を発見。心神耗弱になっているヴェラは二人きりになって俄然フィリップに疑いを向ける。彼女はフィリップに遺体を運ぶよう頼み、隙を見て銃を奪い彼を射殺する。

 

 

 

最後に一人残ったヴェラが自分の部屋に戻ると目の前に首吊りの輪があり、台として椅子が置いてある。ヴェラは愛人に財産を相続させようとして罪のない子供を溺れ死なせたが、愛人に疑われて別れたことがあった。そのときの罪の意識から、フラフラっと椅子に乗り、輪に首を通す。

そのとき扉が開いた・・・

 

 

 

結論はおおよそ原作版だった。最近の若い子はラノベ以外の小説を読んでいない。だから原作を読んでいないらしい。そういう子にはちょうど良かった。彼らはホラー映画のような雰囲気を楽しめたそうだ。

 

もっとも原作は心理戦を描いているだけで、別にホラーではなかった。刑事が捜査をして迷宮入りになり、最後に犯人が手紙を読んで終わるという古式ゆかしいオリジナルの終わり方も捨て難かった。

 

 

とはいえ、僕の好みは能天気なハリウッド映画「そして誰もいなくなった」(1945)の戯曲版ハッピーエンドである。

そして誰もいなくなった 最終話 2015 BBC/NHKBS

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